鬼遊び ｰｵﾆｱｿﾋﾞｰ

「嫌！絶対嫌！お願いします！なんとか助けて下さい！！」

私は泣きながら大声で叫んだ。その瞬間、辺りは真っ暗になり私は奈落の底へと落ちて行った…。



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気が付くと私は病院のベットの上に寝ていた。

「あれ、私…。」

「恵美！よかった！生きててよかった！」

「ママ…。私…。」

「何も言わなくていいわ。わかってるから。ごめんね…。あなたがあそこまで追い詰められていたのにママ達気付いてあげられなくて…。」


ママはそう言うと子供の様に泣きじゃくっていた…。もう、何日も泣き明かしたのであろう。瞼は腫れあがり目は真っ赤に充血していた…。

勿論、パパも…。



私は無事回復し退院した。あの時見た事は私が作り出した夢だったのだろうか…。しばらくして、ママに付き添われ学校へと登校した。