アタシに付きまとう彼が愛おしい

もう嫌だ…


「何でアタシが言う事を聞かないといけないわけ!?アンタってそんなに偉い!?アタシが嫌って言ってるんだからいい加減に諦めなさいよ!」


怒りが爆発したアタシは、告白してくれてありがとうすら言えなかった自分に腹立った。


「祐華ってこんなに可愛かったけ?」


「お世辞とか要らないから」


何、この人女たらし?

アタシの知った事じゃないけど、誰でも落とせると思っているなら脳みそが腐っているよ。


「とにかく、この話は無しね」


付き合うわけないんだから、これ以上言い合っても結果は同じ!



教室に戻ろうとした時に、


「おい、祐華」


いきなりに腕を捕まられて、


「お前、絶対に俺の事好きになるよ」

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