アタシに付きまとう彼が愛おしい

「こんなアタシだけど宜しくお願いします!」


「良かった〜。私ね、ずっと祐華に嫌われているかと思ってた」


「違うの。アタシが誰かを信じるのを恐れて逃げただけなんだ」


「何かあったらすぐに言ってよ?友達なんだから」


「うん!ありがとう」


「祐華、今日誕生日でしょ?」


「えっ?」


そんなの完全に忘れてた…


「はい!プレゼント。開けてみて」


アタシたちはベットへと腰かける。


なんだろう。


何か変に緊張しちゃう…


菜々と本当の意味で友達になれたと思うと、嬉しくて緊張もするっていうか。
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