アタシに付きまとう彼が愛おしい

アタシの為に身を引いてるなら、そんなのダメよ!


これ以上菜々が傷付いて欲しくない。


感謝してもしきれないくらい、菜々には感謝している。


最初は友達なんてどうでもいいと思って、菜々に適当で接してきた。


それなのに、アタシを嫌いにならないでくれる。


アタシは一瞬驚いたような表情を浮かべたが、菜々は「ふふっ」と笑みを浮かべた。


「私ね、川嶋くんが好きなの」


「えーっ!?」


川嶋くんって、アタシの幼馴染じゃん!


「祐華の誕生日の事で相談したきっかけで、話すようになって…」


「そ、そうなんだ!アタシ応援する!」


「本当!?祐華大好き!」
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