恋愛境界線
雪花が、兄貴と…?
そんなことって…
"お前は子供過ぎる。そこが駄目なんだよ"
兄貴のあの言葉。
いらっとしたけれど、冷静に考えたらその通りかもしれない。
僕は雪花を手に入れるために、かなり強引に迫った。
捻挫したのは偶然だったが、
勝手に"雑用係"に任命して放課後、雪花と2人きりの時間をつくった。
できるだけ距離をつめて、"可愛い"を連呼して。
そして"雑用係"最終日、
告白まがいの台詞を吐いて、結局僕からじゃなくて雪花に告白させて。
しかも雪花には彼氏がいたのに、無理矢理別れさせて。
やっと正式に付き合い始めたら、優姫のことがバレて。
よく考えたら僕、最低すぎないか?
フラれて当たり前じゃないか?
ああ…。
何となくわかった気がする。
だから僕、フラれたんだな。
僕みたいな強引で最低な男より、
兄貴みたいに真面目な男のほうがそりゃあ魅力的だよな。
僕はまた、深くため息をついて真っ暗な空を見上げる。
そんなことって…
"お前は子供過ぎる。そこが駄目なんだよ"
兄貴のあの言葉。
いらっとしたけれど、冷静に考えたらその通りかもしれない。
僕は雪花を手に入れるために、かなり強引に迫った。
捻挫したのは偶然だったが、
勝手に"雑用係"に任命して放課後、雪花と2人きりの時間をつくった。
できるだけ距離をつめて、"可愛い"を連呼して。
そして"雑用係"最終日、
告白まがいの台詞を吐いて、結局僕からじゃなくて雪花に告白させて。
しかも雪花には彼氏がいたのに、無理矢理別れさせて。
やっと正式に付き合い始めたら、優姫のことがバレて。
よく考えたら僕、最低すぎないか?
フラれて当たり前じゃないか?
ああ…。
何となくわかった気がする。
だから僕、フラれたんだな。
僕みたいな強引で最低な男より、
兄貴みたいに真面目な男のほうがそりゃあ魅力的だよな。
僕はまた、深くため息をついて真っ暗な空を見上げる。