恋愛境界線
「…俺が学校に来るのは嫌か?雄飛に、見られるかもしれないから?」

「違…きゃっ…!」

不意打ちでソファーに押し倒され、隼人さんが私に馬乗りになっていた。
いつも違う、鋭い眼差しで私を見ている。

「隼人さん、どうしたの」

隼人さん、やっぱり怒ってる。

「先生とは、確かに久しぶりに2人で話する時間はあったけれど、本当に何もないよ。嘘じゃないよ!」

「…わかってる」

隼人さんはそう呟くと、私の制服のボタンを外し始める。

「隼人さん…?」

制服がはだけて下着があらわになると、隼人さんは私の首筋に唇を這わす。

「あっ…隼人さん…」

氷で冷えた右手が私のお腹の辺りに触れ、身体がびくっと震える。

「手、冷たい…」

「あんまり声だすと、下にいる雄飛に聞こえるぞ」

そういえば隼人さん、さっき窓を開けていた。
ここは2階。
先生の車は、窓の外に止めている。
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