恋愛境界線
第21章 君の笑顔、僕の幸せ
1月。
3年生は自由登校になり、教室には生徒がまばらだった。
今日も、結構雪が降ってるなあ。
廊下から外を見渡すと、一面が雪で真っ白になっていた。
当日は降らないといいけれど。
そんなことを考えていると、携帯が鳴る。
奏からだった。
「もしもし、奏?」
『雪花?いま学校いるよな?』
「いるけど…どうしたの?」
『校門のほう見て』
「校門…?」
まさか、あそこで手を振ってるのは…