恋愛境界線
「なあ赤坂。これからも雑用係やってくれないか…?」

ダメだよ。

「何…言ってるんですか。もう私が雑用係やる理由なんてないじゃないですか」

「一緒にいたら楽しいんだ」


また心拍数があがっていく。
胸の鼓動がずっと鳴り止まない。




「それ、告白みたいに聞こえますよ…?」


先生と目が合う。
目を逸らそうとしたら、先生の手が私の髪に、頬に触れる。



「そう捉えてもいいよ」


なに、それ。


「ずるい言い方」


「…はっきり言ったら受け入れてくれるの?」

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