恋愛境界線
私たちは出会ってまだ1ヶ月も経ってないから、ほとんど先生のことを知らない。
正確な年齢さえ知らないし、誕生日も血液型もなにも知らない。
聞こうと思えばいつでも聞けるはずなのに、先生といるとどうしてもイチャイチャするのがメインになってしまう。
それがずっと引っ掛かっていたけれど、いままで言い出せずにいた。
『そう、か。それは僕が悪いな。いつも雪花と二人のときは抱きしめたり、キスしたりそんなことばっかりして、自分勝手過ぎた。ごめん』
「ううん、謝らないでいいよ」
『何が知りたい?答えるよ』
「そうだなあ…誕生日に年齢、好きな食べ物とか…」
『じゃあ一通り自己紹介するよ。今更だけど』
「本当に今更じゃん」
『本郷雄飛26歳、6月27日生まれで血液型はO型、好きな食べ物はカレーで…』
本当に自己紹介しだした先生が可笑しくてつい笑ってしまう。
正確な年齢さえ知らないし、誕生日も血液型もなにも知らない。
聞こうと思えばいつでも聞けるはずなのに、先生といるとどうしてもイチャイチャするのがメインになってしまう。
それがずっと引っ掛かっていたけれど、いままで言い出せずにいた。
『そう、か。それは僕が悪いな。いつも雪花と二人のときは抱きしめたり、キスしたりそんなことばっかりして、自分勝手過ぎた。ごめん』
「ううん、謝らないでいいよ」
『何が知りたい?答えるよ』
「そうだなあ…誕生日に年齢、好きな食べ物とか…」
『じゃあ一通り自己紹介するよ。今更だけど』
「本当に今更じゃん」
『本郷雄飛26歳、6月27日生まれで血液型はO型、好きな食べ物はカレーで…』
本当に自己紹介しだした先生が可笑しくてつい笑ってしまう。