恋愛境界線
第6章 先生とわたし、最初のデート
ゴールデンウィークも終盤を迎えた5月5日。
待ちわびた先生との初デートの日がやってきた!
「このスカートじゃ短すぎるかな…」
姿見の前で洋服を合わせて一時間になる。
いつになってもどれにするか決まらず、ベッドの上には大量の洋服が散らばっている。
あんまり短いと、
"他の男が見るからだめ"
って言いそう。
先生がそう言っている姿を想像したら、つい顔がにやける。
いやいや、待ち合わせまで時間がないんだしそんなことしている場合じゃない。
短めのスカートをベッドに放り投げ、白色のワンピースを手に取る。
やっぱり膝丈くらいのワンピースが無難か…
そうしよう。
私はワンピースを着て、ピンク色のバックを手に取り、走って自宅を出る。
悩みすぎて待ち合わせぎりぎりだ。