恋愛境界線










”雪花”


そう呼ばれて目を覚ます。
あれ、私寝てた?

起きあがり、声が聞こえた方を見ると本郷先生が立っていた。


”雪花は優姫の代わりだったから好きじゃなかったんだ。
ごめんな。さようなら”


冷たい目をしてそう言って、先生は背中を向けてどんどん離れていく。



ちょっと待って!
私は先生が好きなの。

もう優姫さんの代わりでも良い。


だからお願い、捨てないでーーーー









< 91 / 230 >

この作品をシェア

pagetop