だいすきだったきみへ。
台詞を言って、振り付けを練習してるとき。

わたしの隣の人ときみの隣の人とふざけて、

きみは謎の振りをやってたね。

胸にとんとん、2回グーで手を当てて、

そのまま指差す謎の振り。

わたしは3人がやってるのを、

きみの向かい側で見てたから、

たまたまだったんだろう。

〔とんとん〕

きみが照れ笑いしながら、

わたしを指差すから、

思わずどきっとしちゃったよ。

今だから言える話だけど、

今だから言えない話でもあるね。
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