だいすきだったきみへ。
夏休みの盆踊り。

きみは案の定、

わたしには一切話しかけてくれなかったね。

一緒に来ていた子にばかり、

ちょっかいをかけて、

ずっと話しかけるのもその子だった。

片想いしてる人と花火を見れることになって、

すごい嬉しいはずなのになんでだろ。

"きみと花火が見たい"

そう思ったんだ。

きっとこの時にはすでに

わたしはきみが好きだったんだね。
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