名もない詩集
書きかけの
あなたと
私の物語に
涙のピリオドが
優しくそっと
置かれた

それは
神様にしか
見えない

それは
神様にしか
打てない

最後のピリオド

向こう側へと
行ける道標

さあおゆき
もう泣かないで

あなたの愛は
静かに燃え尽き
天へ昇った
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