名もない詩集
儚く
消えていった
思い出のかけら

夢でもう一度
あの頃の暮らし

誰から見ても
当たり前の
普通の事が

今でも
叶わなくて

ちぎれる位
痛む傷を
気づかないふり
そして
また明日へ

たとえ
短い幸せでも
それが私の
一番輝く時で
隣に
あなたがいて

だから
これからも
生きてゆける

悲しい事が
あるように

生きていれば
心は離れない

いつも
胸にふたり



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