名もない詩集
知らなかった

私はあなたに
嫌われまいと
努力してたけど

あなたも
そうだったと

初めて
聞かされた
再会の夏

はぐれた
ネットの波

まだ
繋がってた
糸を
たぐり寄せ

気にかかってた
全てが
明らかになった

今はまた
新しい形で
始まっただけ

人は皆
弱いから
寄り添いあう

もう大丈夫

あなたが
隠してたこと

皆知ったから
心配しないで

覚えてる?

夜明けの
コインランドリー

空を眺めながら
メールした事

ちょうど
今みたいな
季節だったね




< 147 / 183 >

この作品をシェア

pagetop