名もない詩集
私には
ほんの短い言葉も残さない

さりげないメールを
勇気を出しても
空気さえ動かなくて

予想してた
それでも悲しい

他の人と仲良く
お喋りするあなたは
優しくて

夏が
来るまではその微笑み
ひとりじめしてたのに

思い出があるだけ
幸せなんだ

そうわかってる
だけど淋しい

私から
嫌いになるまで
そばにいて欲しかった

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