名もない詩集
あなたに
あの日の気持ちが
もう私になくて
誰かを思っている事
知っていた

それは誰?新しい恋?

淋しい夜あなたに
何度電話したかったか
幾つも夜を数えて
やっと出したメールには
いつも返事がなかった

友達と言うにも
心を開いてなくて
恋の相手には
あまりに淡すぎて
それでもあなたの
あの日の言葉に
心揺れ続け
信じていたかった

チャンスは
待ってくれない

戸惑っているうちに
誰かがさらってしまうの

私なんかより
あなたを大切で
あなたが大切で
その隙間に
私が割り込む隙間さえ
どこにもない

1パーセントでも
意識してるから
もう声はかけられない
メールもしない

あの日の約束
叶わないままに
孤独な夜は
ふけてゆく

もしも何も
言われてなかったら
いいえそれでも
きっと気になってた

淡い淡い気持ち
水蒸気が上って
消えてく程の
あなたに惹かれた
私の気持ちは
今涙になって
永遠に閉ざすの

私の事綺麗と
言ってくれて
嬉しかったよ

私と話したいと
言ってくれて
嬉しかったよ

だんだん消えてく
あなたの気持ち
砂の上の
イルミネーション
今灯かりが消えたね




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