名もない詩集
本当はあなたに
着いて行きたい
そう思った頃も
あったわ
今更遅いけど

若い頃より今はもう
勇気がなくて
躊躇ってばかり

私なんかと思う私が
足をすくませる

もっと昔だったら
もっと
綺麗な頃だったら

怖がりながらでも
あなたの優しい声に
臆病な私でも
顔を上げられた


今あなたの
隣であなたを愛して
寄り添う可愛い人
お似合いだわ

今度こそ
今度こそ
幸せになってね



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