名もない詩集
生きている事に
毎日理由を何か探して
君は今日も
心を紡ぎ続ける

悲しそうな気配だけで
全てがわかってしまうから
黙って誰かの痛みまで受けて
傷つくような人だと
誰が知るだろう

変わらない口調のまま
楽しげに次の言葉探す

優しい人だと
きっと自分さえ知らない

キーボードを叩き続けて
何を忘れようとしてるの

白い花をあげよう
君の好きな薔薇を
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