名もない詩集
間違いを指摘しないと
それがストレスになる
そう言うタイプの人も
いるんだ

そう
間違い自体が
実に曖昧な事もあるし
正解すらない事もある

ストレスになるからと
その人の
正義を振りかざし

何が何でも
軍隊みたいに
皆同じに揃えようと
言葉を発して

それが
間接的表現であっても
むやみに誰かを
傷つけていいわけじゃない

少なからず
僕はそう思うよ

だけど
ある意味
相手の弱さだから
認め合えると
いいのにね

間違いなんて
誰にでもある

失敗しない人なんて
きっといない

ひとりひとり違う

そうだろ?

僕も
懐の深い人間に
なれたらなぁ

ストレスを感じなくて
楽なのに

ねぇ譲れなくても
言い方は
あると思わない?

そうだね
熱く語るのも
いいけれど

暖かい何か
食べようか
寒い夜だから

こんな僕だって
きっと
彼の事
良くわかっちゃいないんだ

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