名もない詩集
心に怪我をして
君は胸を押さえている

泣く場所もないから
暗闇に沈んで

いつものように
深い海のような
夜に紛れ
誰から自分を守ってるの

息もできない位に
何をそんなに傷ついて
一人で

君を誰が殴ったの?
また君を生んだ人が
君を殴ったのかい

許しているから
辛いんだね

君はそしてまた
自分だけを責めている
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