名もない詩集
笑いますか

抱かれる時に
腕を背中に回して
つい
あなたを呼びます

悟られないように
心の中で
あなたに
乱れます

白い足を
あなたの足で
割りさかれて

いつもより早いと
言われて
後ろめたくなるのに

あなたと思い
さまよう唇が
いつまでも愛おしむ

頬擦りして
あなた
恋しくて
離れられなくなるのです



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