名もない詩集
異性に対する
愛情でもなく
友達でもなく
知り合いでもなく
最期の別れでも
ないのに

誰かの為に
夢に見る程
心を裂いて
涙を流したのは
随分久しぶりだった

安堵した途端に
涙が溢れた

泣き続けて
止まらなかった

嬉しい涙は
暖かくて
優しいと
思い出した

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