名もない詩集
いつもの調子で
通り過ぎる筈が
互いに目があい
何だか立ち止まり
言葉を交したあの日

あの出会いが
決まっていた事なら

きっと
最後まで全部が
必要な事なんだよ

嬉しい事も
傷つく事も
キスする事も
たぶん涙も

だから
振り返らないで
怖がらないで

誰も悪くはないし
君のせいじゃない

何も知らないより
良かったと
きっと思うから



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