名もない詩集
過ちを
犯さない人などいない

神の子でない限り

きっと誰もが
特別ではなくて
誰もが罪深いんだ

わかっていても
辛いから
誰もが
過ちを繰り返して
傷つけあうんだ

そう知らされた昨日に
続いて今日も

だから明日も
きっと
何か起こるんだろう

そして今夜も
生きてる事の辛さを

月に嘆くんだ

バランスを保てずに
崩れるのを
待ち詫びてる
その見えない
隠れた場所から
見ている







その恐ろしさを
ひとり今日も
背負うのか








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