名もない詩集
どうしようもなく
ひとりで
淋しさに溺れて
どうか
なっちゃいそうで
真夜中
君にメールした

ごめんね
起こしたんじゃない?

そう言いながら
語りかけてくれる
言葉が暖かくて
核心に触れないまま
何気ない言葉
互いに交して
それで随分
救われてた

深い深い
海の底で
深海魚が怖い
私の手を引いて
上げてくれるような君

特別な約束も
意味の深い言葉も
なくていい

ただ自然に
私の傍に
いてくれる君は
私のハンカチで
私のゆりかご

気づいていないけど
君は私に
元気をくれてる

君になら
辛いとかも言えて
怒れるの
何故かな

友達以上で
恋人未満な
ボーイフレンド

いろんな好きが
あるけれど
理屈なんか
いらないよね

ただいるだけで
心が癒される
君と話していると

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