名もない詩集

できるなら
もう
今すぐにでも
睡眠薬を
何百錠でも
飲み干して
この世を去りたい

悲しいことばかり
悔しいことばかり
どうにもならない
そんな毎日

あたしが
死んだら
泣く人が
二人いる

それが
死ねない理由

片っ端から
理不尽に
傷つけられ
あたしが何を
したって言うの

あたしは
みんなのハケ口
その為に
生まれてきた
そうとしか
思えない

生きているのが
ただ辛いだけ

あなたの知ってる
誰かと
一緒にしないでよ

悪いけど
あたし位
純情一途な
女は
そういやしない

怒れる位なら
恨める位なら
こんなに
傷ついたりしない

泣けないあたしが
涙を流す夜は
どこにいたって
駆けつけて
そうでなきゃ
どこかに消えて

どれだけ
傷つけてるか
自覚してないから
タチが悪い
毒の花ばかり

神様なんか
どこにもいやしない

天国なんか
ありはしない

こんな地獄から
あたしは
いなくなりたいの

今すぐ
いなくなりたいの