名もない詩集
心に
あてた刃を
横に引くように

悲しみで溢れる
この胸を
傷つけたい

傷つけられる
繰り返しに
自分が全て
悪いと
思い始めるから

誰かを
責めるなら
楽な事だけど

自分を
責めるのは
本当に苦しい

寄り添う誰かが
いてくれたなら

信じられる
誰かが
いるならば

あなたを
憎めたら

どんなに
楽なんだろう

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