名もない詩集
臆病なあなたが
暗闇でひとり
小さな
ディスプレイ
見つめている

月の光さえ
届かない部屋で

何が不安なのか
理由も忘れて

愛する気持ちも
忘れて

自分でも
気づいた時
驚く位
くだらない物を
守るために
傷つき傷ついて


あなたの
その暗闇に
灯りをともして
冷えた体を
暖めてあげたい

でもあなたは
怖がって
私をまた
傷つける

誰も
信じる事も
できずに

あなたも
気づかない
あなたが
泣いている


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