行き着く先は・・・甘い貴方の檻の中?
「8ヶ月、君を隠しておける場所を確保した」
「はあ?」
さくらは珍しく驚いた様子で波留斗を見つめた。
「君は今、mirayだ。西園寺さくらの家に帰るわけには行かないだろう。CMが発表されればマスコミが君の素性を探る。所属はTBUでも構わない。だが、生活する場所の確保と送迎はわが社に任せてほしい」
波留斗の突然の申し出に、さくらは何も言わずに黙って波留斗の目を見つめた。
「8ヶ月間、君が西園寺さくらだとばれないようにするためには最善の策だと思う」
真剣な波留斗の瞳に、さくらはフッと笑って
「それも面白そう。囲われた檻の中でどこまで自由にやれるか試してみよう」
と楽しげに言った。
「撮影が終わったら、早速、マンションに案内する。南條が所有するセキュリティは万全な物件だ」
「仕事が早いね」
「仕事ができない男は嫌いなんだろ?」
「確かに」
不服があるわけではなさそうなさくらを見て、
波留斗は、申し出を断られなくて良かったと心底安堵していた。
「はあ?」
さくらは珍しく驚いた様子で波留斗を見つめた。
「君は今、mirayだ。西園寺さくらの家に帰るわけには行かないだろう。CMが発表されればマスコミが君の素性を探る。所属はTBUでも構わない。だが、生活する場所の確保と送迎はわが社に任せてほしい」
波留斗の突然の申し出に、さくらは何も言わずに黙って波留斗の目を見つめた。
「8ヶ月間、君が西園寺さくらだとばれないようにするためには最善の策だと思う」
真剣な波留斗の瞳に、さくらはフッと笑って
「それも面白そう。囲われた檻の中でどこまで自由にやれるか試してみよう」
と楽しげに言った。
「撮影が終わったら、早速、マンションに案内する。南條が所有するセキュリティは万全な物件だ」
「仕事が早いね」
「仕事ができない男は嫌いなんだろ?」
「確かに」
不服があるわけではなさそうなさくらを見て、
波留斗は、申し出を断られなくて良かったと心底安堵していた。