行き着く先は・・・甘い貴方の檻の中?
「えっ?社長から電話・・・?」
Deniz secondとFSFセカンドステージのCM、ポスター撮影を終えたさくらは、控え室で護から連絡と伝言があったことを波留斗に聞かされていた。
「ああ、今夜実家に寄れと言っていた。俺も一緒に来いって」
「波留斗も?マジかー」
ユルフワの前髪から覗くブルーグレイの瞳が戸惑いを浮かべてほんの少しだけ揺れた。
しかし、それも束の間、
「久しぶりに、麻佑さんの晩御飯食べるかなー」
と笑顔に表情を変えた。
「麻佑さん?」
「ああ、お手伝いさんだよ。ベビーシッターの頃からずっと家にいてくれてる。料理が抜群にうまいんだ」
゛今日はなにかなー?゛
と、珍しく浮かれているようなさくらに、波留斗もつられて笑っていた。
さくらにとっても何らかの意味のある命令に違いないが、波留斗にとってはある意味チャンスともいえた。
みすみすこの機会を逃しはしない。
波留斗は、徐にタブレットを操作すると、西園寺護について、検索を開始。
それを終えると、もちろん検索履歴を削除することは忘れない・・。
Deniz secondとFSFセカンドステージのCM、ポスター撮影を終えたさくらは、控え室で護から連絡と伝言があったことを波留斗に聞かされていた。
「ああ、今夜実家に寄れと言っていた。俺も一緒に来いって」
「波留斗も?マジかー」
ユルフワの前髪から覗くブルーグレイの瞳が戸惑いを浮かべてほんの少しだけ揺れた。
しかし、それも束の間、
「久しぶりに、麻佑さんの晩御飯食べるかなー」
と笑顔に表情を変えた。
「麻佑さん?」
「ああ、お手伝いさんだよ。ベビーシッターの頃からずっと家にいてくれてる。料理が抜群にうまいんだ」
゛今日はなにかなー?゛
と、珍しく浮かれているようなさくらに、波留斗もつられて笑っていた。
さくらにとっても何らかの意味のある命令に違いないが、波留斗にとってはある意味チャンスともいえた。
みすみすこの機会を逃しはしない。
波留斗は、徐にタブレットを操作すると、西園寺護について、検索を開始。
それを終えると、もちろん検索履歴を削除することは忘れない・・。