キミの1番になりたくて
相変わらず、学年一可愛い香椎は、中山と別れたあと同級生や先輩たちから次々と告白されていたが全て断っていて少しほっとしている。

いろんな意味でハルを意識して越えられないでいる俺は、なかなかイイヒトからふみだせないでいた。

そんな俺にハルは
「文化祭の招待試合、それが終わったら告白する。ずっと心配かけてて悪かったな。
…拓也もぐずぐずしてるとまた第二の中山が現れてかっさわれるぞ?いい加減、勝負かけて打ちこんでこいよ拓也」
俺をけしかけてきた。

「…わかってるよ。
そろそろイイヒトは卒業だ」

「知ってるか?バスケ部のイケメン1、2は俺たちだって」

「へーそうなんだ?もちろんイチバンは
『俺だろ?』」
二人の声が重なり顔を見合わせて笑った。
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