キミの1番になりたくて
「かっ彼氏がいるって確かにいってたよ!それでもいいから学校違うし、俺とも付き合ってくれって。だから、俺とも付き合ってるんだ!」

睨み付けてくる男にため息をつく。

「あのさぁ」
「付き合ってないから!!!」

背後から走ってきた恵子が息を切らせながら戻ってきた。

「ったく。先に行っててって言ったのに」

「はっきり何度も断ったでしょ?
大好きな人がいるからって。好きな人としか付き合わないって。ごめんなさい。私はこの人が一番大好きなの!大好きでやっとやっと彼女になれたの!他の人じゃ嫌なの!!」

「っ!なんだよ!わかったよ」
俺をひと睨みした男はちょうど開いた電車に乗り込んで行ってしまった。
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