世界はエリカ様のお望み通り






何が起きてるのか理解しきれず目眩がした。





あ、やばい、、、倒れる、、






そう思った瞬間誰かに肩を抱かれた。






「あ、」






奥田さんだった。






その顔は怒ってるようにも苦しんでるようにも見えた。







「許してね」






「え?」






すると急に奥田さんがエリカをお姫様抱っこした。







「きゃっ」






その声に先輩達が振り向いた。





「あ、、」





「おい、、やべ」





「大智先輩でしたか。エリカさんに対して勝手なご意見どうもありがとうございます。エリカさんは私の婚約者ですのであなたとどうこうなることはないですし、あなたの事が好きなんてこともありませんので勘違いしないで頂きたい」







奥田さんが早口にそう巻くしたてた。





「お、奥田さん降ろしてください、、」






恥ずかしくなってそう頼むが降ろしてくれない。






「ダメです。離しません」





エリカの目を見る奥田さんの目にドキッとした。






あまりにも真っ直ぐエリカをとらえるから逸らしてしまった
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