世界はエリカ様のお望み通り
「なによこれ、、」
「と言いますと?」
相手が聞き返してきた。
「なんの茶番かしら」
「茶番ではございませんよ」
いやエリカからしたらこんなのは茶番以外なんでもない。
エリカの結婚相手はエリカ自身が決めるのだ。
それを親が決めるなんて絶対許せない!
こんなへのへのもへじ男となんか結婚しない!
何故かエリカには目の前にいる男がへのへのもへじに見えていた。
「私あんたなんかと絶対、、絶対結婚しないからぁ!!!!!!」
そう断言して勢いよく部屋を出た。