枯れた涙にさようなら。


彼女のお陰で、難なく俺は志望校に推薦で合格することができた。

普通の生徒と先生の関係ならば、この時点で接点はなくなるはずなのに、それは当然あるはずもなく。
家庭教師をやめてもらった今でも、彼女は家に来るから。

きっと、どこか似ている君に目がいったんだ。

君を知る前の話。

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