心に一滴の雫を。
「…ああっ!忘れてたけど、お互い自己紹介をしていないね」
突然、思い出したように寮長さんは言う。
出来れば凱斗の発言はこのまま忘れてくれるとありがたい。
「僕は宇高 和樹(うだか かずき)。三年生で、ここの寮の寮長をしています」
さっきから思っていたけれど、彼の声はほどよく低く、そして甘く透き通る。
そして他の人にはみない、独特の雰囲気が私の好奇心をくすぐった。
「私は石和 聖歌です。和樹さん、これからよろしくお願いします!」
気づけば下の名前で呼んで、手まで握ってしまっていた。
突然、思い出したように寮長さんは言う。
出来れば凱斗の発言はこのまま忘れてくれるとありがたい。
「僕は宇高 和樹(うだか かずき)。三年生で、ここの寮の寮長をしています」
さっきから思っていたけれど、彼の声はほどよく低く、そして甘く透き通る。
そして他の人にはみない、独特の雰囲気が私の好奇心をくすぐった。
「私は石和 聖歌です。和樹さん、これからよろしくお願いします!」
気づけば下の名前で呼んで、手まで握ってしまっていた。