心に一滴の雫を。
腕を掴まれて、この寮の廊下から私だけ、連れ出されてしまう。

和樹のいた方へ振り返ると、そこにはもう誰もいない、ガランとした廊下が続くばかりだった。
< 33 / 60 >

この作品をシェア

pagetop