心に一滴の雫を。
喋りながら「抱っこして」と言う様に両腕を伸ばしてくる。

相変わらず年に見合わない、その甘えん坊ぶりに苦笑しながら体を持ち上げてやる。

そこでハッ、と重大なことに気づく。

「ーそういえばさぁ、せいちゃんスタイルいいよね」

「〜〜〜っ!!!」

まだ、服を着ていなかったんだった…。
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