心に一滴の雫を。
講堂と校舎は繋がっており、外へ出る必要は無いらしい。

まずはそのことに安堵しながら歩く。

家から学校はどこでもかなりの距離があるので寮のあるここを選んだ。

だけど、どこの学校を選ぼうが一緒だったのかもしれない。

私たちと人間の両方を受け入れると言っている学校なのに先生達の反応は私達に慣れていないし。

…反対にしょうがないかな、という気もしている。

現在この世界では四つの種族が確認されていて、その中でもヴァンパイアは一番少ない。
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