果報者
この時には
俺はもう何かを確信してたんかもしれんな。



3ヶ月経っても退院する兆しが見えないこと。
いつまでも知らないままではいられないこと。



彼女の病気に寄り添うということ。



覚悟を決めて俺はこの日
志乃さんと一緒に彼女の病気について
聞くことにした。
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