果報者
季節は冬。
倒れた日を境に
何となく冷え切った心。
今でも俺の心は温まらなくて
それでも相変わらずの毎日を過ごしてた。
その間に1歳になった娘。
目鼻立ちはまこにそっくりで
まん丸な目に可愛いえくぼ。
娘といる時だけは
唯一まこのことを忘れられた。
いや、忘れたってのは嘘。
娘とまこを重ね合わせることで
寂しさに気付かんフリをしてた。
少し大きくなった娘を抱いて
大好きな人との大切な場所に来た。
いつかこの子を連れて来たいって
思ってたから。
倒れた日を境に
何となく冷え切った心。
今でも俺の心は温まらなくて
それでも相変わらずの毎日を過ごしてた。
その間に1歳になった娘。
目鼻立ちはまこにそっくりで
まん丸な目に可愛いえくぼ。
娘といる時だけは
唯一まこのことを忘れられた。
いや、忘れたってのは嘘。
娘とまこを重ね合わせることで
寂しさに気付かんフリをしてた。
少し大きくなった娘を抱いて
大好きな人との大切な場所に来た。
いつかこの子を連れて来たいって
思ってたから。