雨色のてるてるぼーず
しかし、通い始めてからある年の夏に至るまで、1日だけ海に行けない日があった。
小学校4年生の頃。数十年に1度の台風が到来するといわれ、学校が半日で終わった日。
午後の授業がなくなりルンルン気分だった私はいつも通り海に向かった。
しかし海へと続く道はコーンが置かれ、封鎖されていた。
封鎖されていた意味もわからず、荒れた海の怖さも知らなかった私は封鎖されていた道をくぐり抜け海へ行こうとした
が、その瞬間
「アホか!こんな危険な海にこんな日に行く奴がいるか!自分の命くらい大切にしろ!」
怒声が飛んできて、びっくりして私は後ろを振り返った。
会ったことも無い、どこにでも居るようなおじさんだったが、その顔は険しかった。
身体を震わせ、全身から怒りが伝わったきた。
私はその怒りに怯え、おじさんから逃げるように家に戻った。
小学校4年生の頃。数十年に1度の台風が到来するといわれ、学校が半日で終わった日。
午後の授業がなくなりルンルン気分だった私はいつも通り海に向かった。
しかし海へと続く道はコーンが置かれ、封鎖されていた。
封鎖されていた意味もわからず、荒れた海の怖さも知らなかった私は封鎖されていた道をくぐり抜け海へ行こうとした
が、その瞬間
「アホか!こんな危険な海にこんな日に行く奴がいるか!自分の命くらい大切にしろ!」
怒声が飛んできて、びっくりして私は後ろを振り返った。
会ったことも無い、どこにでも居るようなおじさんだったが、その顔は険しかった。
身体を震わせ、全身から怒りが伝わったきた。
私はその怒りに怯え、おじさんから逃げるように家に戻った。