雨色のてるてるぼーず
私は大学に行くまでそういうこととは縁がないものだと勝手に思っていた。




だけど“恋”と言われた時にパズルの最後のピースがハマったような、スッキリとした気持ちが広がったのを感じた。




もしかしたら本当に私は恋とやらをしてしまったのかもしれない。



だけどそれを自覚したところでどうしたらいいかわからない。



救いを求めるように桃をみる。




「ねぇ桃。私どうしたらいいの?恋ってことを自覚してこれからどうすればいいの…?」




「んー。同じ学校ならまだしも他校だし遠いしね〜とりあえずSNSとかで繋がるしかないね!桃、その人の名前は?」
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