雨色のてるてるぼーず
「文化祭に来てた本橋女子の子なんだけど…」
「本橋女子って名門のあそこか!?」
「そうそこ。その制服を着たポニーテールにしてたあの表情の子にひかれた。」
「まぁ説明されてもどの子かわからないけど…ってお前もしかして…」
「うん。好きになった。その子のこと。」
“好きになった”という言葉を発した瞬間ストンと何かが胸におちた。
あぁ。俺はあの子のことが好きなのか。数秒目があっただけのあの子のことを好きになったのか。
どこか納得した自分もいた。
いわゆる一目惚れと言うやつだろう。
彼女の名前も知らないし、性格もわからなければどのような生い立ちかもわからない。
だけどあの表情が彼女の色んなものを物語っていた気がした。
彼女のまとっている空気はどこか冷たく、しかし人をよせつける笑顔をしていた。
そんな彼女を僕は…
「おい!陽!聞いてんのか!」
おっと、自分の世界に入りすぎて寛太の存在を忘れていた。
「いやー陽が恋なんてなぁ。今から色々教えてもらわなきゃな。今からいつものファミレス行くぞ!着いてこい、陽!」
「本橋女子って名門のあそこか!?」
「そうそこ。その制服を着たポニーテールにしてたあの表情の子にひかれた。」
「まぁ説明されてもどの子かわからないけど…ってお前もしかして…」
「うん。好きになった。その子のこと。」
“好きになった”という言葉を発した瞬間ストンと何かが胸におちた。
あぁ。俺はあの子のことが好きなのか。数秒目があっただけのあの子のことを好きになったのか。
どこか納得した自分もいた。
いわゆる一目惚れと言うやつだろう。
彼女の名前も知らないし、性格もわからなければどのような生い立ちかもわからない。
だけどあの表情が彼女の色んなものを物語っていた気がした。
彼女のまとっている空気はどこか冷たく、しかし人をよせつける笑顔をしていた。
そんな彼女を僕は…
「おい!陽!聞いてんのか!」
おっと、自分の世界に入りすぎて寛太の存在を忘れていた。
「いやー陽が恋なんてなぁ。今から色々教えてもらわなきゃな。今からいつものファミレス行くぞ!着いてこい、陽!」