雨色のてるてるぼーず
side 陽
ソワソワしている。
本橋女子へ向かう電車の中。
「お、おい!俺はその女の子じゃないぞ!?おいっ!手握んな!」
隣にいる寛太の手を何故か握ってしまう。
「ごめん…。緊張して手が震えてきた。」
「なんからしくないな。お前のことだから全てを上手くこなしそうなのにな。」
「自分でもびっくりだ。まさか自分が恋愛でこんなになるなんて思わなかった。」
自分で言うのもおかしいが僕は要領がいい。
勉強、スポーツ、人間関係など全てを上手くこなしている。
だからこんなにあたふた、そわそわしている自分に今とても驚いている。
──────────次は本橋女子前〜
電車のアナウンスがそう告げた瞬間また思わず寛太の手を握ってしまう。
「お、おい!2回目だぞ!てか次降りるぞ!大丈夫か?」
震えの止まらない手を抑えながら電車を降りた。
ソワソワしている。
本橋女子へ向かう電車の中。
「お、おい!俺はその女の子じゃないぞ!?おいっ!手握んな!」
隣にいる寛太の手を何故か握ってしまう。
「ごめん…。緊張して手が震えてきた。」
「なんからしくないな。お前のことだから全てを上手くこなしそうなのにな。」
「自分でもびっくりだ。まさか自分が恋愛でこんなになるなんて思わなかった。」
自分で言うのもおかしいが僕は要領がいい。
勉強、スポーツ、人間関係など全てを上手くこなしている。
だからこんなにあたふた、そわそわしている自分に今とても驚いている。
──────────次は本橋女子前〜
電車のアナウンスがそう告げた瞬間また思わず寛太の手を握ってしまう。
「お、おい!2回目だぞ!てか次降りるぞ!大丈夫か?」
震えの止まらない手を抑えながら電車を降りた。