雨色のてるてるぼーず
再会
side 水葉
光湘高校から家へ帰るにはターミナル駅を使わなければいけない。
構内が複雑な構造をしているから道に迷うわ、人が多いせいで流されるわでとうとう改札から遠く離れたところに来てしまった。
急がないとそろそろ通勤ラッシュと重なる。
よし、と気合を入れ直しまた歩き出すと持っていたバックの紐が切れバックが落ちた。
本当に今日は色々ついてない。お気に入りのバックだったのに。
バックの中身が散乱しているのを見て慌てて拾う。
拾い終えてバックの中身を確認すると大切にしていた小さい巾着袋だけない。
もしかして遠くまで飛んで行ったのかもしれない。と思って下を見ようとしたら…
肩を叩かれた。
「これ、君のじゃない?」
そういって渡されたのは探していた巾着袋。
「ありがとうございます!」
そういって顔を上げると知っている顔だった。
光湘高校から家へ帰るにはターミナル駅を使わなければいけない。
構内が複雑な構造をしているから道に迷うわ、人が多いせいで流されるわでとうとう改札から遠く離れたところに来てしまった。
急がないとそろそろ通勤ラッシュと重なる。
よし、と気合を入れ直しまた歩き出すと持っていたバックの紐が切れバックが落ちた。
本当に今日は色々ついてない。お気に入りのバックだったのに。
バックの中身が散乱しているのを見て慌てて拾う。
拾い終えてバックの中身を確認すると大切にしていた小さい巾着袋だけない。
もしかして遠くまで飛んで行ったのかもしれない。と思って下を見ようとしたら…
肩を叩かれた。
「これ、君のじゃない?」
そういって渡されたのは探していた巾着袋。
「ありがとうございます!」
そういって顔を上げると知っている顔だった。