雨色のてるてるぼーず
第1章
出会い
ここ数日、目覚ましよりも前に目覚める。
それもなぜか起きた時には胸をぐっと押さえている。
5:00を示す携帯を見ながらため息をつく。
都内の学校へ隣の県から通っているため、家を出る時間が他の人より早い。
中高一貫でその学校に通うのも5年目となった今、朝早く家を出ることは苦痛ではなくなっていた。
しかし、最近は目覚めがあまり良くなく、起きると辛い。
あの夢のせいだ。
ここ3日同じ夢を毎日見る。あの瞳をしたあの男の子にあってから。
それもなぜか起きた時には胸をぐっと押さえている。
5:00を示す携帯を見ながらため息をつく。
都内の学校へ隣の県から通っているため、家を出る時間が他の人より早い。
中高一貫でその学校に通うのも5年目となった今、朝早く家を出ることは苦痛ではなくなっていた。
しかし、最近は目覚めがあまり良くなく、起きると辛い。
あの夢のせいだ。
ここ3日同じ夢を毎日見る。あの瞳をしたあの男の子にあってから。