雨色のてるてるぼーず
4日前──────────
「ねぇ、水葉の弟ってあの有名な進学校の光湘高校に通ってるんだよね!?」
学校に登校すると角野 桃(カクノ モモ)がとてつもない勢いで私の方に向かってきた。
「そうだけど…急にどうしたの?」
「どうしたのって…!仮にも弟が通ってるんでしょ!弟の学校の文化祭の日にちくらい覚えておきなさいよ!」
弟は反抗期の真っ最中なので家では会話をしない。だから弟の文化祭の日にちなど聞いたことはなかった。
「ごめん。弟と会話ないし…で、いつなんだっけ?」
「明日よ!明日と明後日の2日間で行われるの!高2にもなったわけだしそろそろ彼氏作らないといけないから…」
嫌な予感。
そしてその予感はすぐ当たる。
「というわけで水葉。明日光湘高校へいくよ!明日は水葉、塾ないよね?習い事ないよね?知ってる。なので行きましょー!」
質問を全て自身で完結させ、私の意見を一切聞かないまま私は行くことが決定してしまった。
確かに私は予定もなく、桃と遊ぼうかと考えていたところだったが…
「ねぇ、水葉の弟ってあの有名な進学校の光湘高校に通ってるんだよね!?」
学校に登校すると角野 桃(カクノ モモ)がとてつもない勢いで私の方に向かってきた。
「そうだけど…急にどうしたの?」
「どうしたのって…!仮にも弟が通ってるんでしょ!弟の学校の文化祭の日にちくらい覚えておきなさいよ!」
弟は反抗期の真っ最中なので家では会話をしない。だから弟の文化祭の日にちなど聞いたことはなかった。
「ごめん。弟と会話ないし…で、いつなんだっけ?」
「明日よ!明日と明後日の2日間で行われるの!高2にもなったわけだしそろそろ彼氏作らないといけないから…」
嫌な予感。
そしてその予感はすぐ当たる。
「というわけで水葉。明日光湘高校へいくよ!明日は水葉、塾ないよね?習い事ないよね?知ってる。なので行きましょー!」
質問を全て自身で完結させ、私の意見を一切聞かないまま私は行くことが決定してしまった。
確かに私は予定もなく、桃と遊ぼうかと考えていたところだったが…